被災地の方々は比べ物にならないくらいにつらい…ということは重々承知の上で、ひとつ。


計画停電の地域はあらかじめ発表されているのですが、その地域の中でどこが停電になるかわからないので、毎日毎日いつくるのか?今日は来るのかこないのか?戦々恐々としながら過ごしてます。


何より困るのが電車がいつ止まるか分からないとびくびくしながら仕事に行かねばならないこと。


今日からやっと、弱小鉄道会社が運営する最寄り路線がやっと公共交通機関の範疇に入れてもらえたのか、5割運行とはいえ終日運行し始めてくれたので少し落ち着きました。
すでに都内の主要路線や地下鉄はほぼ通常運行に戻りつつあります。
都内なんて、ひとつの電車が止まっても歩いて移動できる距離もしくは代替路線はほかにいくらでもあるのに全部通常運行で動かす必要が??
だいたい、うちの最寄り路線は照明を半分消した薄暗い状態で地下相当深くにホームがあるのにエレベーターもエスカレーターも止めて、みんなもくもくと階段を上り下りしてる中、地下鉄はこうこうと電気が付いていると聞きました。どういうこっちゃ?



今日職場に行ったら、都内在住の同僚が、「寒いから暖房つけちゃった〜」と悪びれず言っているのを聞いて、はぁ…?と思ってしまった私は間違っているでしょうか…??
だって昨日は着込めば我慢できないような寒さじゃなかったじゃない?
テレビの明かりがあれば何か作業するとき以外は別に問題ないじゃない?
そうやって、自分だけはいいだろうっていう意識でつけた暖房が積もり積もって、計画停電地域を拡大していくんだよ!
計画停電地域に入ってる人たちはいつ本当に電気が消えるのかとびくびくしながら、少しでも回避できるように一生懸命節電しているのに…。


都内は一部の地域を除いて計画停電の区域から外されています。
電車もほとんど動いているし自分たちは停電の心配もない。


今日は大規模停電のおそれありということで、一瞬都内もパニックになりかけましたが、よくよく聞いてみると、大規模停電の際も都心部は停電しないようなシステムになっているんですって。


都心部だけを守る必要がそんなにあるの??
自分たちは寒さに凍えなくても何も困らないなら、そのうち節電意識なんて薄れて行って、どんどん電力需要は増えて行くと思う。
今はまだいい。
まだそんなに日にちがたっていないし、被災地の状況をこれだけ目にする機会がある中、なんとか節電意識も持てている。
でも我が身に降りかかってこない災難に対して人が意識を向けるのは最初だけだよ?
絶対どんどん気が緩んできて、平気で電気や暖房をつけるようになってくる。
一番消費の大きい地域に脅しをかけずに、この先、数か月の電力需要を押さえられるとは到底思えない。


都心を守ることは最初から一生懸命に取り組んでるくせに、うっかり被災地を停電区域に入れてみたり…


こんなんでこれからどうなっていくんやろ…